Transmit 5.6.0以降、Transmitディスク機能はサポートされなくなりました

バージョン5.6.0以降Transmitディスク機能は搭載されず、同機能は提供されなくなりました。

これにはいくつかの理由がありますが、最大の原因はmacOS 10.15(Catalina)のAppノータリゼーション(公証)です。macOS 10.15ではすべてのアプリが公証済みである必要があり、Transmitディスク機能がそれを取得するためにはゼロから完全に書き直す必要があります。

macOSは毎年セキュリティを強化しており、現在のバージョンのTransmitディスク機能を最新のmacOSで適切に動作させ続けることは非常に困難です。毎年ゼロから書き換え、最新のmacOSで動作するようメンテナンスを続けるよりも、最新のmacOSのエコシステムに適合する、将来性のあるTransmit ディスク機能と同等のものを作成する方が価値があると判断しました。

以前のバージョンのダウンロード方法

あなたのワークフローにおいてTransmitディスクが重要である場合、バージョン5.2.4までダウングレードいただくことをお勧め致します。これによりmacOS 10.14.6以前の環境でTransmitディスク機能を再びご利用いただける様になります。

注意: macOS 10.15(Catalina)上でのTransmitディスク機能の動作は保証できかねます。Transmitディスク機能の使用を優先する場合、Catalinaへのアップグレードは慎重にご検討ください。

The Future

Transmit ディスク機能が一部の方々にとって非常に重要であることを私たちは理解しています。しかしながら現時点では以前のバージョンにダウングレードいただく以外の方法がありません。Appleのアナウンスを見ると、Finderに興味深い新技術が搭載されるとされており、私たちは適切なタイミングでこれを利用したいと考えています。お知らせできることがあり次第、*More info below*などでお知らせして参ります。

FAQとトラブルシューティング

Transmitディスク機能はHigh Sierra(10.13)をサポートしていますか?

Transmit 5.0.4でサポートされました。より詳しい情報は、ライブラリをご参照ください

Transmit 4のユーザです。Transmit 5でTransmitディスク機能はサポートされますか?

はい、Transmit 4の時と同じように機能します。しかし、Transmit 5で新しくサポートされたプロトコルや接続速度の向上などの改良は含まれていません。

Transmitディスク機能でサポートされるプロトコル

  • Amazon S3(署名バージョンV3以前のリージョン)
  • FTP
  • FTPS(Implicit SSL)
  • FTPS(TLS/SSL)
  • SFTP
  • WebDAV
  • WebDAV HTTPS

Transmitディスクに関するトラブルシューティング

Transmitディスク機能で接続に問題がある場合、まずはTransmitアプリケーション本体では接続可能かをお試しください。

アプリケーション本体では接続でき、引き続き問題が起こる場合はサポートされていない接続先かもしれません。以下のTransmitディスクで サポートされない構成 または サポートされないサービス のセクションをご確認ください。

サポートされない構成

  • Amazon S3 - 5GB以上のサイズのファイル
  • Amazon S3 - 署名バージョン4が必要なリージョン: (Frankfurt, London, Montreal, Mumbai, Ohio, Seoul, etc.)

  • known_hosts に含まれていないサーバもしくは前回の接続からホストキーが変更されたサーバ

  • パスワードが保存されていないサーバ(接続時に尋ねる設定)

  • SSH認証が必要で、TransmitおよびPanic Syncには保存されていないサーバ。Transmitディスク機能でSSH認証鍵をお使いの場合は、Configファイルに予め記述する必要がありますメモ: SSH認証鍵がConfigファイルに記述されている場合、お手数ですが当該鍵をTransmitから削除しておく必要があります。

サポートされないサービス

  • Amazon Drive
  • Amazon S3 with IAMロール
  • Backblaze B2
  • Box
  • DreamObjects
  • Dropbox
  • Google Drive
  • Microsoft Azure
  • Microsoft OneDrive
  • Microsoft OneDrive for Business
  • Rackspace CloudFiles

Transmitディスク機能に関するテクニカル情報

Transmitディスク機能は、macOSテクノロジであるカーネル拡張によって提供されています。カーネル拡張はmacOSの基幹部分に機能を追加できるよう設計されています。

近年のアップルはこのカーネル拡張を制限し始め、それによりユーザのプライバシーとシステムの安定性を向上させました。macOS 10.10 Yosemiteからカーネル拡張は、アップルの特別な証明書によってホワイトリストに登録され署名されている必要があり、すべての開発者が自動的に利用できるものではなくなりました。さらにmacOS 10.13 High Sierraからは、ユーザが個別にシステム環境設定からホワイトリストに登録する必要があります。今後アップルは、カーネル拡張についてさらに制限を行うかもしれないという噂があります。

また、Transmitディスクカーネル拡張はFinderと高度に同期する必要(接続されたサーバからの応答が高速である必要)があります。Transmit 5で新しくサポートされたクラウドベースのプロトコルはRESTなどのWebテクノロジに基づいており、本質的にSFTPなどのプロトコルよりも高いレイテンシと非同期性非同期性が求められます。つまり、これらのプロトコルを現在のTransmitディスクのアーキテクチャに統合することはより困難で、エラーがより発生しやすくなります。システムの基幹部分で動作しているカーネル拡張でエラーが発生すること、それはすなわちブラックスクリーンに陥るようなエラーを意味し、macOSの再起動を余儀無くされます。

これらについてアップルに伝え、彼らは我々にFinderと統合が可能な別のアーキテクチャについて推奨を提示してくれました。いくつかについて有望ですが、Transmitディスク機能自体の根本的な刷新が必要となることを意味します。

よって私たちはTransmit 5の開発中、まったく新しいTransmitディスク機能の開発は予定せず、既存のTransmitディスク機能がTransmit 5とどのように働くかについて集中しました。私たちはユーザの皆さんがどれだけTransmitディスク機能を必要としているか十分に理解していますし、Transmit 5でサポートされた新しいクラウドサービスにも対応したいと考えています。これからも我々は新しいTransmitディスクアーキテクチャについて検討し続けていきます。

最終更新日: 2019年09月20日