TransmitとCodaでの接続に関するトラブルシューティング

ひと言でサーバ接続に失敗すると言っても、様々な要因が考えられます。その様な問題が起こった際は以下を順にチェックしてみてください。

1. ログイン情報は確実ですか?

当たり前に感じるかも知れませんが念のため、ログイン情報が正しいかを再度ご確認ください。サーバに接続するには最低限、下記の情報が必要です:

  • 接続プロトコル
  • サーバアドレスserver.com の様なドメイン名かIPv4アドレスが通常です)
  • ポート番号(FTP接続では21、SFTPでは22が通常です)
  • ユーザ名(アカウント名とも呼ばれます)
  • パスワード(SSH認証鍵で置き換えられたり、共に使用されたりする場合もあります)

TransmitやCodaでは主にFTPSFTPFTPS(TLS/SSL)FTPS(Implicit SSL)といったプロトコルが使用される傾向が高いです。正しいプロトコルが選択されていることをご確認ください。例えば、SFTPサーバに接続する際FTPプロトコルを選択していては接続できません。必要に応じてシステム管理者やホスティング会社のサポートにご確認ください。

メモ: PanicはあなたのWebホストではありません。よってあなたの接続情報についての一切を知らず、コントロールしていません。パスワードをリセットする必要がある場合、ホスティング会社やシステム管理者にお尋ねください。

SSH認証鍵を使用する際は細心の注意が必要です。使用する上で知っておいていただきたいことについてライブラリPanicアプリでSSH鍵を使用するをご参照ください。

2. トランスクリプトやエラーメッセージをチェックしてみる

接続に関連するエラー情報はトランスクリプトに記録され、ウインドウメニューのトランスクリプトから見ることができます。多くの場合、トランスクリプトに記録されているエラーメッセージから何が間違っているのか、どの設定を変更する必要があるのかを知ることができます。また、環境設定 > 詳細 > 詳細サーバ設定からサーバに関するその他の設定を行うこともできます。

3. 同時接続数の上限を変更してみる

接続先のサーバによっては接続セッション数を制限しており、それを超えると切断する場合があります。複数のフォルダを転送しようとすると転送エラーとなる、というような場合はこのケースが当てはまるかも知れません。1度アプリの環境設定 > 転送タブ > ネットワーク帯域: > 同時接続数の上限 こちらを半角英数で 1 と設定し、環境設定ウインドウを閉じた後に、改めて当該サーバに接続します。

4. ファイアウォールやネットワークフィルタリングソフトを一時的にオフにしてみる

ファイアウォールやLittle Snitchの様なネットワークユーティリティアプリ、ネットワークルータデバイス等をアグレッシブに設定にするとサーバ接続に問題を引き起こす場合があります。これは企業ネットワークや大学ネットワークからの接続では良く起こることです。もしこの様な問題が起こる場合、一時的に実行中のアプリやデバイスをオフにしてみてください。ネットワーク機器を再起動することも問題の解決に役立つ場合があります。

もしくはテストとして、問題の起こるMacを別のネットワークに接続してみてください。自宅で問題が起こる場合は職場や学校のネットワークでお試しください。アプリの問題か接続回線による問題かを切り分けることができます。

5. ターミナル.appや他のFTPクライアントで接続してみる

TransmitやCoda以外の同様のアプリでどうなるかをお試しいただくことで、原因を切り分けることができます:

  • TransmitやCodaだけでなく他のクライアントアプリでも接続できない場合、ログイン情報が正しくないか、接続先のサーバに起因する問題である可能性が高いことが分かります。この様な場合はアプリ側でできることはありません。サーバの管理者にお尋ねください。
  • 他のクライアントアプリでは接続できTransmitやCodaでは接続できず、その上設定も適切である場合、私たちのアプリ側でできることがあります。現象についてサポートにお知らせください。その際、テスト用のアカウント情報と共にお知らせいただけると実際に接続テストが行え、検証にとても役立ちます。

メモ: あなたの実際のアカウント情報を送らないでください!セキュリティ面で問題があります。テスト用として新規に作成されたアカウントであることを確実にし、重要なフォルダへのアクセス権は必要に応じて制限してください。

6. それでも解決しない場合

上記を順に確認しても状況に変化が無い場合はサポートまでお問い合わせください。その際、ステップ2でのトランスクリプトやステップ4でのテストアカウントをご準備いただけると助かります。